ATOM SERIES デックスウッドはフィンランドで開発された熱と水蒸気だけの
高圧乾燥技術「サーモウッド処理」で作られた人と環境に優しいデッキ材です
上品な色合い、高級感のある重厚な仕上がりなのでデッキ材としてだけでなく
洋風・和風を問わず軒下や屋外ルーバーにもお使いいただけます






■デックスウッドの特徴 

■耐久性、耐腐食性が高い
高熱処理により材中の糖分(腐朽菌や虫が繁殖する養分)が減るので、防腐性・防虫性が向上します。

■寸法安定性に優れている
吸水率が約半分になることで温度変化による含水率の変動も少なくなるので、木材の膨張や伸び縮みも約半分になります。
やせたり暴れたりすることがほとんど無いので施工直後の美しい状能がながもちします。このためサウナ室などのきびしい環境でも使われています。

■色水が出ない
デッキ材によく使われるウリンなどの樹種は水にぬれると色水(樹液)が出て周囲を汚すことがありますが、デックスウッドは水にぬれても色水が出ません。使い始めは表面に茶色の粉が付いていますが、すぐに取れます。

■色がそろっている
もともとはクリーム色の材ですが、高熱処理したことで茶褐色になっています。熱を均一にとおしているので色むらがほとんど無く、どの材も同じ色合いになっています。切断面も同色です。

■施工性がよい
比重がイペ、ウリン、バツなどの広葉樹と、レッドシダーなどの針葉樹の中間くらいなので硬すぎ柔らかすぎず、取り回し、施工性が良好です。

■サイズ 

90/105/120mm
長さ 900~4,000mm [300mmピッチで在庫]
厚さ 20/30mm
※デッキ柵の柱に使用する70mm、90mm角の部材もあります。


天井材 本実加工
t12x110x2000mm

 

フローリング ノコ目加工
t12x110x2000mm


■経年変化について 
他の天然木と同様に経年変化により、基材の色が薄茶を経てグレーに変色します。
熱処理材の特性上、イペやウリンなどの樹種と比べて色の変化が若干早く進行します。
濃い色がお好みの場合には、木製品屋外保護塗料の塗布をおすすめします。
また、表面に軽微な割れが生じますが、強度等の問題はありません。

屋外のデッキで使用される場合、もとの色を長く維持するために、弊社取扱商品・デンマーク製の浸透性保護塗料GORI38 WALNUT色をおすすめします。
GORI社の浸透性塗料は塗膜を作らないので、木の感触を損なわず木を保護します。

■性能比較表 
試験項目 デックスウッド イペ ウリン セランガンバツ レッドシダー
曲げ強さkg/c㎡ 991 1331~ 1331~ 1331~ ~600
曲げヤング係数103kg/c㎡ 184 166~ 136~165 166~ 76~105
縦圧縮強さkg/c㎡ 863 701~ 701~ 701~ ~301
密度g/c㎥ 0.7 1.12~ 0.96 0.94 0.37

※他の樹種データの出典:農林省林業試験場木材部編「世界の有用木材300種」
曲げヤング係数:材料の変形しにくさ、たわみにくさ。数値が大きいほど曲げ強度が高い。
縦圧縮強さ:繊維方向に圧縮荷重をかけて変形・破壊される限界の強さ。
      数値が大きいほど強度が高い。
密度:数値が大きいほど重くなり、堅い。
※木材は個体一つひとつに違いが有り、定量的に比較することは困難です。
同じ樹種でも測定箇所により数値が変化します。
表はあくまで参考資料としてご覧ください。